ミッドナイトクロス Blow Out ★★☆

その華麗なカメラワークには、デ・パルマ節ともいうべき映像美が満載で、クドすぎるほどだ。次期大統領候補暗殺事件の真実にせまりつつも、その証拠はつかめず、事件は結局迷宮入り。ともに事件の究明を目指し愛さえ芽生えはじめていた相棒のサリーが華やかな花火の中で息絶え、涙するジャックだったが、彼はあろうことか、サリーの生前最後の叫び声をB級映画の交換音に採用するのだ。その心情はいかなるものであったか? なんとも映画的なテーマであり結末である。このラストがなければこの映画は「画竜点睛を欠く」ことになっていたに違いない。それにしてもこの邦題の付け方は何だ!?

ストーリー:
元刑事で、今はB級恐怖映画専門の音響効果マンのジャック・テリー(ジョン・トラボルタ)は、夜の郊外で様々な効果音を録音していた時、車の走る音をひろう。すると突然、銃声らしき音が聞こえて次の瞬間車はパンクし川に転落。すぐに川に飛び込んだジャックは、車内に閉じ込められていたサリー(ナンシー・アレン)という女性を助け出す。しかしもう一人閉じ込められていた男、次期大統領候補マクライアン知事を助け出す事は出来なかった。事故のもみ消しを不審に思いながら現場の録音テープを再生してみたジャックはある事に気がつき、やがてサリーとともに事件の真相にせまっていくのだが…!。収録したテープの銃声音にあわせ、事故の連続写真をパラパラ漫画のようにフラッシュで流す印象的なシーンなど、独自の作風を確立したデ・パルマの手腕が冴え渡る。
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by kanai_77 | 2006-03-12 15:09 | ア行  

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