母の眠り The True Thing ★☆

ニューヨークで働くキャリアウーマン(ハーバード大卒のジャーナリスト)であるエレン(レニー・ゼルヴィガー)にとって、大学教授であり作家でもある父(ウイリアム・ハート)は尊敬に値する存在であったが、一方、田舎の専業主婦として平凡な日常を暮らす母ケイト(メリル・ストリープ)の生き方は、ダサくて理解できないものでしかなかった。そんなある日、母がが病(ガン)で倒れ、エレンは仕事を辞めて実家に戻り、母の看護をすることになる…。実家で暮らすうちに、尊敬していた父の浮気や無力さを知り、平凡ながらも主婦の勤めをコツコツとこなす母の姿を目の当たりにし、次第に価値観を揺さぶられていく。最後は「安楽死」や「尊厳死」という重いテーマで締めくくられるというとてもシリアスなドラマで、見終わった後は非常に身につまされた感じになる。が、「家族が大事」というキーワードだけで、追いかけていた汚職議員の貴重な告白記事をフイにしてしまったり、都会的な彼氏につらく当たったり、その辺のエピソードが、映画としては少しありきたりな気がした。
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by kanai_77 | 2006-09-02 12:09 | ハ行  

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