我らの歪んだ英雄 ★★★☆


悪い奴が君臨してしまう集団心理を深く捉えた韓国映画。走り迫る列車の前に横たわり、誰が一番ギリギリまで我慢していられるか、そんな子どもじみた勝負に勝った少年は、またたく間に少年の中の「歪んだ英雄」として君臨して行く。「こいつにはとてもかないそうにない」という気持ちや「恐怖心」が、やがて「畏怖」という名の魅力となって人々の心をとらえてしまうのはなぜなのか?「歪んだ英雄」として君臨する少年の内面と言動には、観る者を釘付けににする何かが確かにあった。
山田太一先生が脚本をかき、井上陽水の名曲でも有名な「少年時代」という日本映画にそっくりな本作品。韓国が「少年時代」をパクったのでは?という人もいたが、たとえこれがパクリやリメイクであっても、見る価値のある映画だと思う。
[PR]

by kanai_77 | 2004-10-25 14:21 | マ・ヤ・ラ・ワ行  

<< チング ★★★★ 二十日鼠と人間 ★★☆ >>