ラスト・キャッスル ★

a0010906_20501443.jpg ロバートレッドフォード主演の軍人もの映画(そんなジャンルある?)。「刑務所を独裁者率いる国家にみたて、囚人たちが自らのアイデンティティ(誇り→最低限の権利→まともな刑務所生活?)を取り戻すべく“独立戦争”を巻き起こす」といった設定はなかなか巧いと思った。実際にあった戦争の話だとシリアスになりすぎてしまうところを、「疑似戦争」という形でわかりやすく描いていて、勧善懲悪過ぎるところはあるけど、それはアメリカ映画だから仕方が無いとすれば、冒頭の描き方も、小道具の使い方も、伏線の張り方も、キャスティングも、構成も、撮影も、“基本がちゃんとできている”映画でした。それだけに、いい意味での裏切りが少なかったのが残念。例えば、悪い人は悪そうな、死ぬ人は死にそうなキャラというキャスティング(&演技)が象徴しているように、よくできすぎている映画でしたね。切ない映画が好きな私としては、もう少し善悪の境界を曖昧に、微妙に描いてくれたらもっと深い映画になったのでは、と思う。それと、「主人公が最後に死ぬ」のはいい映画の条件だというのが持論の私だけれども、今回の場合はアーウィンの死が逆に予定調和になってしまったかもしれない(いろんな掲示板の評価を見ると生きて出れる=ハッピーエンドにして欲しかった、という意見がいくつかあったけど、それは論外ね)。ちなみに途中で、刑務所長ウィンターとl黒人の軍曹が最後の約束をするシーン、なんか古い映画みたいにスタジオ撮りしてるのバレバレで、背景はマッドペインティングだし、どうしちゃったんだろうね?あとで「このシーンがないとつじつまが合わない」とかなんとかいって、付け足しで撮影した感じ。誰か気づいた人いる?
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by kanai_77 | 2004-09-23 20:48 | マ・ヤ・ラ・ワ行  

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