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2/25(金)オペラ座の怪人 ★★☆

ある人に強く勧められ久々に映画館へ。
たしかに、音楽はよかった。
それと衣装、映像、画面展開もよかった。
でもストーリー(特にラスト)はいまいち。
そこまでの展開がよかっただけに、それだけは惜しい感じ。


注目すべきはやはり<映像と音楽>
特にオープニングで、俯瞰の絵が動き出したり、つり上がるシャンデリアとともに、白黒のオークションシーンからカラーの過去に行く瞬間の展開などは見応えがあって、頭から一気に引き込まれた。ミュージカル形式っていかんせん歌が長くて飽きるんだけど、音楽がいいので、ファントムのしつこいシーンもかろうじて耐えられた。

惜しいのは<ストーリー&人物設定>
もう少し深くて切ないラストを期待したのだけど、勧善懲悪とはいわないまでも、ディズニー的というか、ファントムが死ななかったのは、やはり納得がいかない。

年季の入った話だけあって、整いすぎた話になってしまっている感じ。
ファントムが死なないで数十年後も生きているっていうのはどうなの?
何して暮らしてたんだろうね?とかって突っ込みたくなる。

ハンサムな公爵ラウルの、徹底的にクリーンなキャラクター設定はアリとしても、あそこで簡単に捕まり過ぎでしょ。ロープに気をつけろとさんざん釘を刺されてたのにね。ファントムとクリスティーナがキスをしたときの公爵の表情が映像になってなかったね。どんな顔してみてたのか、肝心なところなんだから、ちゃんと描いてほしかったわ。

クリスティーナにとってみれば、芸術をとるか王子様をとるかって葛藤でしょ?どっちもGOOD LUCKなわけだし、自分は死ぬ訳じゃないんだから、
やっぱりそれほど深い葛藤にはなりえないよね・・。
舞台ならアリなんだろうけど、映画としては深みが足りない感がある。
そこが惜しいといえば惜しいんだよなあ。

聞くところによると、最初と最後のストーリー(老人になった公爵がオークションで猿の人形を競り落とし、妻の墓に捧げにいくと、ファントムのバラと指輪が置いてあるのを見つけるっていう)は映画版にしかないとか。映像展開はよかったけど、ある意味あれってタイタニックのぱくりだし、ストーリー的にはやっぱり蛇足だったのかなー。

ちなみに、いっしょに見に行ったY嬢は、最後まで、あの老人が公爵なのかファントムなのか、誰なのかもわからなかったらしい。付き人と運転手つれてて、ファントムだったら怒るでしょ。整形したとでもいうんかい!

でも、音楽と映像には魅せられるものがあったし、
それなりに余韻も楽しめたので、見て損はなかったな、
という感じかな。←ちょっとえらそう?(^^;))

最後に、六ヒルの映画館(7番シアター)は、普通の映画館と違って、かなり急な角度のすり鉢になっているから、後ろのブロックの席の方がいいですね。前のブロックは近すぎて画面全体が見えないし、字幕も読みにくいです。
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by kanai_77 | 2005-02-28 23:18 | ア行  

ストレートストーリー ★★★


ジェットコースタームービーというジャンルがあるけれど、この映画は、いうなれば時速8キロのトラクタームービー。10年前に仲違 いをした兄に会うために、時速8キロのトラクターで6週間の旅をした73歳のアルヴィンお 爺さんの実話をもとに作られた作品。ロードムービーとして、道中に様々な出会いがあるわけだけど、仲違いをした兄はどんな風に彼を迎えるのか・・。いよいよあと少しで到着というとき、思わず立ち止まってしまうアルヴァン爺さんにこっちまでどきどき。そして、兄の家の前に立つ。来ることを伝えてなかったはずが自然とドアが開き、「それで来たのか?」「ああ」それ以上は言葉にできない、する必要もない。昔いっしょに星空を見上げたときの感情が10年という月日を一気に飛び越え、無言で抱き合う二人。けして仲がいいとはいえない姉のことなどを重ね合わせてしまった。役者リチャード・ファーンズワースの演技とデイヴィッド・リンチ監督の演出が最高。このお爺さんは、撮影後まもなく他界されたときたが、この名演に敬意を表したい。

<引用>
主演のリチャード・ファーンズワースは2000年10月6日、自宅で短銃自殺しました。享年80歳。末期がんを患っていたとも伝えられています。 デヴィッド・リンチ監督からは、「この役のために生まれてきた役者」と評されたほどの名演だったそうです。また、この作品では第72回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートさ れ、最年長ノミネート男優として話題になりました。
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by kanai_77 | 2005-02-17 20:49 | サ行